相談コーナー#22

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Q. タケ先生のプロ哲学って何ですか? 来年専門学校を卒業して社会人になりますが心構えなどを教えて下さい。 (スポーツトレーナー科 2年 男性)

A. 久しぶりにトレーナー科の学生からの質問ですね。俺は自分自身が鍼灸師でありアスレティックトレーナーでもあるけど自分のプロ哲学にその区別はないかな。両方共プロとしての自覚を持たないとやっていけない仕事だからね。今回は大きく分けて3つのプロ哲学を話そうと思います。

1.    常に100%

人間調子の悪い時もあるよね。身体の具合が良くなかったり、モーティベーションが下がってたり、乗りが今ひとつの時。でも選手や患者さんにはこっちの体調とかって関係ないし、まして治療に来る彼らは具合が悪いから来るのであって求められているのはリクエストにしっかり応えられるテーピングや治療(要するに経過はどうあれ結果が全て、それがプロの世界)。少なくとも常に平均点は出さなければならない。調子よくて120%出せる時はそれはそれでいいけど悪くても100%近くまで出さなくては向こうの要求に応えられない。応えられなければ2度と戻って来ないと思ったほうがいい。波があるのは素人で俺達プロには波はない。これはもう訓練とか経験とかより心意気の持ちようかな。だいたい調子が悪い時ってメンタルだよね。プライベートは波あっても(普通はみんなある)仕事は無理矢理でも自分を鼓舞して不安よりも自信を前面に出すようにしていかなきゃかな。だって美味しいからいつも行くお気に入りのレストランがたまに不味かったらもう行かないでしょ? 大変だよね、プロって。だけどそれがプロ。

 

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2.    常に挑戦

俺は年に何回もスポーツ医学や東洋医学の色んなセミナーや講習を受けてパワーアップを図ってる。もちろんもっと進化するために自分に投資しているつもり。 止まったらそこで終わり。後から(後進から)抜かれていく。セミナーとかで指導して受講者が俺の知識や技術に追いついてもその時俺は指導者としてもっと上にいなければならない。鍼灸師で初めてアメリカでATC(アスレティックトレーナー)になった俺は先駆者としての勝手な自覚と自信をもっている(たまに揺らぐけどねぇ 笑)。その勝手な思い込みも自分を昇華する為に必要なら、有意義ならば俺はそれはそれでいいと思っている。いい意味での思い込みかな。講演などで話す時、思ったことそのまま話してたらうまく伝わらない。頭の中でまとめて、事例を出したり、数字を入れたり、流れを作らないことにはリズムよく話せない。だから講演の前が大事な時間になる。例えば講演前に移動で飛行機や新幹線に乗る場合は出来ればグリーン車に乗る(飛行機は構わないが新幹線はなぜかグリーン車の方が仕事は捗るんだよねぇ)。そこでラップトップ出して、パソコンから情報出して、話すことを紙にまとめて書いて、それを頭に叩き込む(だから出来ればゆったりして静かな空間が好ましい)。でもたまに子供が騒いでたり、周りのお客さんがうるさかったりしてもそれに飲まれないよう、イライラしないよう事前の用意も大事になる(俺は耳栓して必要ならBOSEノイズキャンセレーションヘッドホン着用)。何度も何度も頭の中でシュミレーションして、イメトレして最後全部覚えたらその紙を食べて飲み込んで、、、嘘です(笑)、最後全部覚えたら到着地の空港や駅でその紙を全て捨てる。だから講演前にもう一度確認したいとか思っても絶対無理な状況に自分を追い込みその緊張感&危機感の中で覚える。そうすると実際の講演の時に新しいアイデアが出た時も上手くそれを盛り込むことが出来る。一回一回が真剣勝負だ。その際、スーツ(格好)もビシっと決める(つもりぃ〜)。これは学生の頃、ヘッドトレーナーから教わったんだけど自信持ってる服を着ると自信を表現しやすいそうだ。自信のない奴に指導されたり、話し聞かされても、、、聞いてる方はそれを感じるらしいよ。常に挑戦。頂き高いよねぇ〜。でもそれがプロ。

 

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3.    常に反省

人間上手くなったり、上に行ったり、自信あったり、結果出したり、、、そうすると必ず心に奢りが出る。ぬるま湯に浸かってると独りよがりや自己欺瞞が出てくる。みんな同じ。偉そうなこと言ってもいいけど、自分もしっかりやっていなければ単なる年寄りの説教になってしまう。いくら出来てもたまには治せない疾患にも出くわす。そんな時にそれを忘れちゃえとなるか、悔しくてどうにか突破口を見出すかが分かれ目になる。ある意味若いころは失敗恐れずに突っ込んでとそれの繰り返しでいい。そこから学べればね。プロは失敗から学習しないことには失敗の種様に申し訳ない。折角の機会が生きなくなるのは経験しなかったことと同じだ。2度と失敗しない為にはどうするかが問われる。そしてプロはそれをいい結果に結び付けなければその成長は止まる。止まったらプロではない。それは単なる依存だ。もし自分がもっと解剖学をしっかりやらなければならないとか、テーピングを早く綺麗に巻けなければとか、また鍼灸治療でもっといい効果を出したいとか思ったらその為に即行動することだ。チャンスはチャンス、2度と扉を叩かない。その時にしっかり自分の意見に真摯に向き合って解決しなければ一生そこは克服できない。もっと自分に自信持って、その自分が発見した自分の弱点にきちんと向かい合わなければ何も世界は変わらない。面倒くせぇ〜だろ、プロって。だって素人じゃないからね。

 

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俺もいつもブログで偉そうなこと言いながら同時に自分を諌めてます。 このプロ哲学が完全に出来ているんじゃなくて、常にその方向で努めてる感じかな。完璧なプロってのも中にはいるけど俺もまだまだです。でもいつもそう思って即行動するようにしてるよ。俺のブログを読んで自分の今までのやり方の方が楽だなと思う自分とそれと違うやり方を要求する自分がいるとしよう。でもどちらかと言うと将来にとっての正解はたいてい面倒くさい方になる、苦しい方になる。俺だって努力なんて大っ嫌いだけどやらなきゃならん時は文句言わずに黙々とやるようにしてるよん。

本気で努力して後悔した人を見たことない。本気でテーピング練習して下手になる人もいない。本気でセミナー来て技術下がる人もいない。 何かをして変わった人はいても何もしないで変わった人はいない。 (たった一度の人生、俺に言わせれば何もしない人こそ変わった人) そして本気になると視界が変わる。人生が変わる。

遅くないから今からでもマジでやってみ。 それがあなたのプロとしての本当の第一歩。

 

“The earliest moment is when you think it’s too late.”

(物事に取りかかるべき一番早い時は、あなたが「遅かった」と感じた瞬間である。)

 

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