来日講演待っただ中。只今福岡行きの機内です。昨日の湘南は10度以下(シャツの下に極暖ヒートテック着用)、今日は20度(暑くてシャツ2回着替えた)と、、、一体どないなっとんねん?
週末の関東セミナーや昨日の神奈川衛生学園での講義も楽しく無事に終えて、今日は夕方から福岡医健専門学校での特別3時間セミナー。1年ぶりだし、博多は食べ物も美味しいのでこれまた嬉しい滞在です。今晩は何食べようかなぁ 笑。
今回の鍼灸実技セミナーのキーポイントは治療の際に病気やスポーツ障害の根源をしっかり取り除く事と取穴をする際の場所の再確認。特に骨の際に取穴をすることによって今まで今ひとつの効き目が驚くほどの違いを見せた。過去25年間の研修や講演活動で指導してきた以前の色んな技術も決して無駄ではなく、今までも同じように靭帯や腱の間、骨の分かれ目などにツボは際に多く存在し、より一層の効果を出す事を話してきましたが今回のはもっと凄かった。
よく考えてみればエッセンシャルポイントは脳(身体の司令塔)の近くに位置しており、Acu-Zone Point25穴全て(エッセンシャルポイント以外)は殆ど骨の際=骨際に位置している。その意味が今回の講義とデモで受講者はよくわかったと思う。取穴にしてもみんな大衝や公孫や京門や帯脈や、、、も今まで以上の効果が出せたようでこのキーポイントの重要性が再確認出来ました。
1月の中野先生のAcu-Zone セミナー@LAでも取穴の指導時に俺を含めて多くの受講生から目からうろこという感想を聞きました。教科書通りはそれはそれでいいが臨床のツボはまたそれはそれで期待以上の効きを見せてくれる。教科書の教えは大事です。が、治療にあたって大事なのは効果を出すこと、治すこと。今更どこから何寸とか言って指で測っていてはいい取穴は望めないでしょ。卓球選手とバスケットの選手との尺が同じであるわけがない(分割法はお勧めしますが)。だって鍼灸が2千年の歴史があるなら人類もその間進化しているし、身長も伸びているし、疾患も微妙に違ってきてるし、メンタル(精神の病)や公害、薬害、そして寿命も伸びてきている今日、俺達の治療も変化して当然だと思います。そして臨床という応用も同じくその時代に合って然り。誤解しないで欲しいのはもちろん学校の試験や国試に大事な基本は必要なので世界で統一した理論と概念があるべきだと思います。それに反論はありませんが臨床や現場では、そして個々の患者さんにはまた臨機応変にそれなりに(患者さんの訴えに)応じたものがあるべきかと思うけどどうかな?
何がいいか正しいかは患者さんが決めるもの。俺達は患者さんの自然治癒力を上げるアシストをしているだけ。教科書どおりでないのが邪道と考えていた頃もあったが治療家として俺の今の考えは治せないことが邪道だと思います(調子乗って偉そうなことばっか言ってほんまごめんちゃい。俺も治しきれなくて落ち込むこともよくあるんでご勘弁を!)。正道とは自分が正しいと思ったことを追求し、結果を出すこと。特にアスリート治療では治せるか治せないかしかありません。彼らが治療に来るのは俺達に治して欲しいから。治してもっといいパフォーマンスがしたいから。その要望に応えるのが俺達の仕事であってそれ以上でもそれ以下でもない。
今後ずっと先、取穴なんてAIにかなうわけ無いでしょ。AIは鍼など使わずに痛みなくツボに刺激を加えて(特殊レーザーとかで熱であっても微雀琢であってもなんでも出来るんじゃないかな)治療するのかなぁ。そんな中でその患者さんにあったツボを探ってメンタルも含めて本当の意味で手当が出来る鍼灸師が今後生き残っていくのかもね。俺達の治療はお決まりでなく、一人一人患者さんの為のカスタムメイドであって欲しい。そう再確認した来日講演1週間目でした。
この週末は大阪の履正社さんでの関西セミナー。
下手な関西弁で新しいネタ突っ込みながらまたまたエネルギッシュな講義をお目にかけましょう!
まさにその通りですよね。
時代が変われば僕達も臨機応変な施術が大事ですよね。
いかにその患者さん・アスリートに合わせて行くか、求めてるもの以上の物を提供出来るか。
そこを追求して「結果」にこだわってやって行きたいと思います。
分かっている取穴もどこかで「何となく」になっていないか、キチッとやっているかを再確認しながら治療して行く事が大事ですね。
やってはいけないことは自分だけの納得する治療、自己満足であってなならないことかな。
患者さんが、アスリートが、本当に欲しているものを与えることの難しさを痛感しながら治療するともっと壁にぶち当たる。
そこでどうするか、どう自分が変わっていくか(成長や進化)が俺も含めてみんなの今後の課題です。
日進月歩
頑張ろーぜぇ〜!
セミナー最高でした。これが自力になれば、地球上のどこでも仕事できるかも。
いつもご指導、ありがとうございます。
ビザや免許を考えずに技術だけで話したら多分出来ると思うよ。
今、鍼灸師が過剰に増えた日本でもホントに治療の出来る鍼灸師は今後も大丈夫じゃないかなぁ。
セミナー受けた後にタケ先生のブログを読みますとより内容が入ってきます。全部読み返します。
今日から早速患者様の上脳戸にうちました。人によって頭の形や凹みは違うのでいっぱい挑戦します。
みんなそれぞれちょっとずつ違いがあるのがわかればまたそれに対応できるようになるよ。
近いうちの復習はもっと理解力があがるよね。
数こなして、今のうちどんどん経験して下さい。
また会える日を楽しみに!