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挫折とチャンス

自分にコントロールできないことは、いっさい考えない。

考えても仕方ないことだから。

自分にできることだけに集中するだけです。                                      

松井秀喜 

LAで非常事態宣言と外出禁止令が出て、クリニックも閉めざるおえなくなり、チームからの依頼も控え、毎日家に引きこもっている状態が続いて既に2ヶ月。ここは緊急事態宣言が解除された日本とは全くの別世界だと思う。最初の1週間は仕事もなくなってなんか夜ふかしも出来てちょっとリラックスみたいな気持ちもあったが、それが2ヶ月続くと徐々に不安に変わってくる。自分のライフスタイルそのものが突如強制的に制限されて最初は何が出来るのかわからなかったのが正直な意見だった。夜に少し食べ過ぎたら翌日はジムに行って泳ごうとか、部屋の電球が切れたので買いに行くとかそういう基本的な自分の生活調整すら出来なくなり、フィジカルだけかと思ったが気がつくとメンタル面にも少なからず影響が出てきていた。要するに当たり前のことがどれほどありがたいかを思い知らされた。オリンピック、プロスポーツ、学校や仕事と全てがコントロールされっぱなしで、普通に人と会ったり、どこかに行ったり、自分をリセットすることさえも出来ない。極端に表現するならどんな不可抗力も理不尽も噛んで飲み下し、全ての憤りを己の滋養と心得て生活するしかない。文句を言ってもしょうがないし、誰にも当たれない。コロナが終息したらという会話もこれがあと最低1年は続くと思うとそれは希望論の域をこえずに結局それをただ待つしかないことに気がつく。

LAだけでなく世界の空は飛行機や車も少なくなって徐々に澄んできたらしい。工場も止まって公害も減ったという調査結果もある。人間以外の生物にはコロナはあまり影響なく逆に喜ばしいことで、コロナ禍で焦って恐れて悩んでいるのは人間だけということなのかも知れない。これはある意味挫折感すらもいっさい捨てて今の自分に出来ることに集中するしか先に進めない状況であることを、素直に理解した方がいいということだ。

「まだその時期じゃない」「環境が整っていない」とリスクばかり強調する人がいるが環境が整っていないことは、逆説的に言えば、非常にいい環境だと言える。リスクの大きさはその価値を表しているのだと思えば、それだけやりがいが大きい。                          

羽生善治 

いまこのコロナ禍で思うことが出来ずに悩んでいる人も多いと思う。はたして時期とか環境とかいうものは世間や周りに合わせて整えるべきものなのか?もちろんタイミングは大事かもしれないけど結局のところコロナのせいにして逃げてる、または誤魔化してる自分がいるのも確かだ。本気でなにかに突っ込む時に世間や人のことなど本当は構ってられない。若い頃になし得たことは自信になってもまだまだ自慢にすらならない。それは経験値が増えただけのことで別にこれからの人生ずっとそれを基本にやっても今回のように多様な変化を見せる時勢についていけないようでは逆にその経験が足枷になるということだ。今回のことを自分を見つめ直すチャンスと捉えている人はみんなが止まっている今を伸びていく。過去にいつまでもこだわっている人は今の生き方に対する自信のなさを表しているだけで、自分のことが一番よくわかっているのは自分であって、この状況下で自分をコントロールしていけるのもまたその自分であると思う。

Nobody succeeds easily without complete self-control and strong perseverance.

(怠惰な人が成功する事は決してない、真に成功を収める者は徹底した自己管理と忍耐力を備えた者である。)

事実よりも考え方が重要である。考え方よりも行動が重要である。

行動が最良の結果を生み出してくれる。

ベンジャミン・フランクリン

コロナのせいで思いもよらなかった問題を抱えてる人、減収や倒産などコロナのせいで被ったこと、コロナさえなければ、、、と思う人は本当に多い。でもコロナのお陰でという人はあまりいない。日本はマシだが米国では失業者数が4千万人に近づいている。要するにそれが今の世の中の流れだ。この最悪の時期に明るく前を向いて笑顔で元気でなんて奴は周りにあまりいない。

恐怖を煽るマスコミと氾濫した偽情報やマインドコントロールに疲れた時、いっさいをそこから離れるとふっと見えてくるものがある。

いつものネガティブな「どうせ」で始まる嫌で憂鬱なことも、「どうせなら」で始めればワクワクする気持ちで面白く始められるかも知れない。ペップトーク(言霊)で習った良い言葉は幸福を呼び、悪い言葉は災いを呼ぶという摂理にも繋がる。

先日ここカリフォルニアは非常事態宣言がまた3ヶ月伸びた。もうこうなると笑っちゃうくらいの次元。ただ米国は170万人以上が感染して10万人が死んでいる(日本は感染者1万7千人、死者830人)。対策が違って当然だろう。日本の自粛と米国の禁止令も似ているようで危機感も大きく違う。パチンコ屋の行列やセクシーキャバクラ通いでクビになる立憲民主党の議員などこの国ではただのつまんねぇジョークにもならない。今だってここLAでは日本のように外出も外食も相変わらず出来ない。外食産業や服屋など軒並み潰れていってる。気がつくとビルやモールの店舗も空きスペースが多い。自宅軟禁状態がまだまだこれから暑いさなか続いていく。仕事もない。こんな人生の大事な時期にコロナごときに制限され、縛られ、そして動かされるのはもうまっぴらだ。せっかく生まれてきた人生。どうせならあの頃は大変だったけど今では笑い話だくらいにしたいなら、やはりいちばん大事なのは自分自身の意識改革だと思う。考え方一つで方向性も変わるし、行動も変わる。これからあと1年以上もコロナのせいにしてネガティブに生きていくのはもうたくさん。となるとチョイスは2つしかない。このまま挫折感にまみれて生きるか、これをチャンスと見て自分の為の意識改革をして明るい未来のために行動の舵がとれるかだ。ある意味中途半端に自粛して文句たらたら言うより、数ヶ月間完全軟禁されて本気で人生見つめて考え直せた方が俺にとって良かったのかも知れない。

頭の中で色々考えても無駄。それはみんなももう既にやったでしょ。出来れば紙にコロナ前とコロナ後の項目を作って問題点全てを書き出してみるのもいい。ヴィジュアルから今回の意識改革がどう未来に結びつくのかをも想像して、自分の潜在意識に叩き込んで毎日その自分が決めた行動を継続していく。それだけだ。言うは簡単やるのは困難かもしれないが、でもこれしかない。今の状況下をどう捉えるかという意識、そしてその意識がチャンスに繋がるかもこれまた自分次第。2ヶ月ロックダウンされた街で悟った真理は周りの情報や人にコントロールされるよりいちばん大事なのはこれからの自分自身の意識改革と継続行動ということだった。

物理的であれ、なんであれ、いつも自分のやることを制限してしまうとそれはあなたの行動、人生にも広がってしまう。

限界などない、停滞期があるだけだ。そこに留まってはいけない。

                            ブルース・リー 

「挫折とチャンス」への4件のフィードバック

  1. Takako

    ブログを読んで諦めないで前に進む勇気が出てきました。Thank you!!

  2. ha

    勉強になります!バンコクのロックダウンはLAほど強烈ではありませんが、小松先生の文章を読んで逆に良い機会をもらえたことを理解できました。

    みんな一度変わらないといけないと自覚したと思いますが、緩和ムードで元の世界に戻りつつあるなかで、決意を少しづつ忘れて、今までの価値観に戻っていくかもしれません。

    自宅に籠もって得た感覚と知見をもとに、先生のように新しい価値観で挑戦を続けて道を開きたいと思います。

    1. 喉元すぎれば熱さ忘れるみたいにならないように自分も今回ブログに書いてみました。
      あとは継続することですがこれまた大変。
      一歩ずつやっていくしかないですね。

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