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技術向上のススメ

 

 

 

人生それぞれの人に夢があるわけじゃない。

ただ夢や目標があると進む道がおのずと見えてくる。

80年代の日本はまだスポーツ先進国から50年遅れていると言われていた。

今では考えられないが俺がサッカー部の時、練習中には水を飲めなかった。

 

前のブログに書いたが俺の夢はスーパーアスリートをサポートして金メダルを取ることやチームが優勝すること、要するに鍼灸治療で故障や痛みを軽減し、一緒に夢を叶えることだった。そうなると遅れている日本で学ぶより海外に出るしかない。

当時、世界でスポーツ先進国というかオリンピックで強い国は3つあった。

ソ連、東ドイツ、そして米国。

モスクワに行くか、ベルリンに行くか、それともロサンゼルスか。

今は偉そうに博士号教授とか言ってるが俺はさっぱり英語が話せなかった。が、一応義務教育で習ったので、また当時はアメリカンドリームが残っていた時代だったので単純にアメリカにした。ソ連も東ドイツも消滅してしまった今、選択肢は間違ってはいなかったがね。

 

フランス料理ならフランス、中華料理なら中国、和食なら日本という考えだった俺は米国でもトップのLAに行ったわけだが本当に最初は何も出来ずになにもわからなかった。飛行場での乗り換えも、そこからホテルまでのタクシーでも原始人のようだった。米国に降り立った時、大きい2つのスーツケースと小さな語学力しかなかった。

 

渡米して夕方ホテルに到着後に直ぐに食事をしたが注文が出来ずに横に座っていた人のものを指さして頼んだ。あれと同じものをと。夜にテレビをつけたらアダルトチャンネルになってしまい急いで変えたが翌朝料金を取られた。先客がセットしていたアラームが鳴り夜中に叩き起こされたと思ったら、次は何故かホテルの非常アラームが鳴り始めて泣きながら枕で音が出るとこを抑えてた思い出がある。結局初夜は全く寝れなかった。失敗もこんだけ重なるといい思い出になる。

 

失敗や挫折は若いうちに経験しておいた方がいい。免疫のようなものでそれも経験値に繋がる。失敗しないと人生に失敗するというが若いうちに散々経験出来た俺は今世界のどこへ行っても共通語である英語を武器になんでも出来そうな気がする。要するに若いうちにやりたいことをしっかりやることも人生のセンスの一つかも知れない。

それぞれの人が持っているたった一つの人生。

やりたいことをしないで何の為の人生か。留学前に専門学校の先生に無謀だと言われたこともあった。でも思いっきりやってこいと応援してくれた友達が圧倒的に多かった。自分と違う人の言うことは聞く必要はあっても従う必要はない。思考が違う回路に同じ行動をさせてもバグるだけだ。自分と一番近い思考は自分であることを自覚して自分を信じるしかない。全ての責任は己にあると信じる自分が失敗すりゃそれはそれでいい。その時に見出した活路が成功への一歩になるかも知れない。

色々考えすぎると動きが鈍る。悩みすぎると動きは止まる。先ずは無謀だと思われても一歩前に出ることも必要だ。要は動き出さないと何も始まらない。

 

 

 

 

鍼灸専門学校では技術は教えない。教えるのは国試対策だ。

では技術はどう学ぶか?日本に百以上もある流派に弟子入りするか、自分で教材を手にして学ぶか、または鍼灸セミナーに参加して身につけるかしか方法はない。自分で治療法を見出してもいいが出来る人の真似をするのが一番早いと思う。本当に上手くなりたければ、頭で色々考えても何も進まない。実際に動いて初めて経験することを大事にしてほしい。

 

No Attack, No Chance

 

結局、飲食で問われるのは美味いか、そうでないか。

技術で問われるのは上手いか、そうでないか。

基本的に医師は診断、手術、投薬のスペシャリストだ。

治療をするのは俺たちだ。患者の悩みを少しでも軽くして、笑顔を見る仕事。

自分の仕事に揺るがない矜持を持っていて欲しい。

いつの日か鍼を置くまで、技術向上に切磋琢磨して欲しい。

 

https://japanesehealing.com/seminer/

 

 

 

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