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Elementor #7910

鍼灸師の治療技術向上が患者さんの笑顔に繋がる

 

“鍼灸師にとっての技術向上とはその人生の経済的側面をも担うものである”

 

鍼灸の専門学校は国家試験に合格する為に基礎から応用までいろんな分野を教えてくれてまたその指導をしてくれる教育機関であって今後自分が行う治療技術そのものを伝授してくれるところではない。患者の治療に対しての多くは臨床で学ぶことが多く、技術は自分で求めて手に入れるしかない。俺が学生の頃は師匠に弟子入りするか、仕事場の治療院のやり方を真似るかが殆どであったが、現在は鍼灸セミナーや動画指導、また書籍からも学ぶことが出来る。以前は自分の技は人に教えるものではない(門外不出の)風潮があったが今はそうでもない。だから学ぼうと思えばどこでも学べるし、自分が何に焦点を当てるかで選択肢も増えた。変わらないのは技術向上が治療に不可欠であるということ。それを感じない人はまだ難しい疾患に巡り合っていないか、またそれを見抜いていないかのケースが多い。

 

 

俺も免許取り立ての頃は痛い部位に直接刺鍼したりしていた(それ自体は悪くない)。痛みに対しての治療ではそれなりに効果があるものの内臓やホルモン、免疫、既往症や体質などが絡むとよく壁にぶつかっていた。特に俺の専門分野であるスポーツ医学(スポーツ障害)に内臓は関係ないと思っていたし、患者の生活習慣やダイエット、思考などはそんなに気にしていなかったと思う。多くのプロのアスリートの意見から自分なりに解釈すると患部に鍼を刺すと効く時もあるがそれだけだと持続力に乏しかったり、根底に潜んでいる内臓からの反射、メンタルなどの問題などもっと深堀して診ないと治療効果も半減してしまうと言うことだ。

 

書籍や動画で学ぶことも大事だが実際の臨床を見ることをお勧めしたい。ただセミナーを受けるだけではなく実際に実技で練習する(そこで直接指導を受ける)、本物の患者さんを招聘して実践的な治療を学ぶことも大切になってくる。眼の前で痛みを訴えていた患者さんがみるみる笑顔に変わっていくのを体験してほしい。もう一度言うが全ての技術はタダでは手に入らないし、自分から求めないと誰も提供してくれない。

本当に上手くなりたければ本気で突っ込んでいき、手に入れるしかない。

英語を話せない英語の先生とか政治をしない政治家と同じで効果を出せない治療家も今後必要とされないでしょう。

 

この11月の鍼灸実技セミナーは初めて受ける人が多い。もちろん常連さんもいるが中には学生もいる。今後日本は少子化になって人口も減ってくる。鍼灸師はどんどん増え続けている。マーケティングや患者集客セミナーも近頃増えてきて日本でも危機感が生まれてきてる証拠なのかも知れない。俺は相変わらず営業も集客もマーケティングも宣伝も看板もなくクチコミのみでやっている。米国でTOP Doctorに何度も選ばれたが一番大事なことは治療技術だと信じている。

日本の鍼灸師の平均年収は379万円、カリフォルニアのそれは$99,394($1=149円で計算すると1481万円)。

収入は後からついてくるものであるが果たして何についてくるのか?

本気で技術を磨くと治療が楽しくなる。患者さんの笑顔に癒される。アスリートの活躍が嬉しい。

だんだん予約が増えてくる。気がつくと収入もアップしてくる。

自分の人生、自分で設計して、自分で道筋をつける。

必要なものを手に入れたら、その武器を持ってなりふり構わず突っ込む。

いっぱい学んで、いっぱい働いて、それ以上にしっかりと遊ぶ。

親を旅行に連れて行ったり、嫁さんに欲しいもん買ってあげたり、自分にもきちんと投資する。

(もっと稼いで色々したい)淡い下心と深い感謝。

人生短いよ。まずは踏み出してみたら。

 

“ステップ・バイ・ステップ。どんなことでも、何かを達成する場合にとるべき方法はただひとつ、一歩ずつ着実に立ち向かうことだ。これ以外に方法はない“

マイケル・ジョーダン 

 

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