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麻薬系鎮痛薬の現状と憂い

病院にいる時は患者に痛みを感じさせない。痛いと治癒が遅くなるし、脳が痛みを覚えてしまいそれを慢性と認識するのでそれを防ぐ為にも痛いときは我慢せずに薬は飲んだ方がいい。

病院では痛いと訴えるとモルフィンやオピオイド系の薬を投与される。しかし退院時には処方された限られた薬しかない。そしてそれを飲み終えてしまい医師からの処方箋がもう出なくなると人はそれに依存してブラックマーケットから1錠数ドルで入手する。その結果が今アメリカで問題視されているオピオイド系フェンタニルというヘロインの50倍、モルヒネの100倍の鎮痛効果があり高揚感も得られると言われている薬だ。しかし路上で売ってるようなものは不純物も入っておりより危険である。よく子供が間違えて口にして亡くなる。ハイになれるのは最初のうちだけであとは薬が切れると痛みや震えがくる。それを克服する為にまた薬を求めると言う最悪循環だ。

俺が入院中に一度投与された時、12時間くらい痛みはないが体が動かず天井の一点を見つめてゾンビ状態だった。以後、この薬は拒絶した。

このゾンビ光景はYouTubeやニュースでよく見られる。年間、万という人がこの依存に犠牲になっている。米国内でもかなり問題になっているようで次期トランプ大統領も来年1月20日の就任時の最初の大統領令でこれに関しても直ぐに動くようだ(この国の政治のいい悪いは別にして見習うべきはスピード!)

オピオイドの効果は痛みを緩和するだけではない。摂取することで脳内の喜びをコントロールする箇所が刺激され、一時的に幸福感を感じる。

俺は全く幸福感は感じなかったけどね。そしてそういうものは全く興味ない。 

ただ全ての鎮痛剤には情緒不安定、意思の低下、感情をそのまま表現してしまう歯止めの効かなく判断力に影響がある。

特にムードスウィングで俺はずっとに泣いていた。泣きすぎて頭痛がしていた。おっさんの涙脆さに加えて今でもまだちょっとしたことで泣き続けている。

入院中、Netflixの映画を見てて顔中ぐしょぐしょになり半リットルくらい泣いた(ちょっとオーバーだけど)。

全身麻酔も薬も完全に体から抜けるのは時間がかかる。
体に入れたケミカルは多かれ少なかれ、長い間影響を及ぼす。

オピオイド問題が深刻になってきた背景には、処方された鎮痛剤が“ゲートウェイドラッグ”(要するにドラッグへの入り口)になってしまったことがある。

すなわち、合法的に処方された鎮痛剤の継続的な摂取によって常習性を生み出してしまい、その結果非合法な方法でオピオイドを入手したり、ヘロインのような非合法な薬物に手を染めたりしてしまう、ということである。

家にも処方されたオピオイドの強い薬がある。依存したくないので一回も使ってない。

なるべく他のこと(瞑想や呼吸法、音楽や笑い)でコントロールしてる。

そして日に日に痛みは和らいでいる。まだ腫れの為、神経が圧迫されて痛いけど。

 

多分この薬は今後日本でもこれからじわじわと浸透していくと思う。

これからの戦争はもう武器を使わないでSNSやマスコミ、政治乗っ取りなどのサイレントインベージョン的な攻撃がメインとなるらしい。

日本は歴史や文化もあり素晴らしい国だけど国民は大人しくて怒らないし、くだらない不倫やドラッグ問題、芸能雑誌的なことが大好き(にされている)から、世界中の絶好のカモとなり、本質から目を背けられて安易餌食にならないようにしないとですね。

ここ40年近く、外から内地を見てるけど世界の本当の情報が日本では隠されて全くシェアされてない状況もかなり心配です。
というより、殆どの国民がこの現状に気がついていない、もしくは目をつぶっているということが憂いです。

 

先の薬物問題も正確な情報と的確な指導で若者が依存することを防ぎたいですね。

オーバードースでとんだりしても体悪くするだけだからね。

生きてるってことは本当に素晴らしいことだと思いますよ。

普段はなかなか実感できないけどね。

口から美味しいものを食べれるってことも気が付かない日常茶飯事だけど本当に幸せなことです。

今まだ全然開かない口だけど大口開けてハンバーガーに齧り付いて、唇の治療でまだストローが使えないけどストローでドリンク飲んで、ビールと一緒に寿司を一口で頬張りたい。少しづつ、ゆっくりと、着実に、焦らないでいこうと思ってます。

幸せってそれに気づいて初めて幸せなのかなぁ。


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小松武史です。
🇺🇸ロサンゼルスから日々の出来事や思いを綴っています。
たまにたけ節全開で言いたい事言ってますが読んで頂ければ幸いです。
日本での実技セミナー開催情報もここから発信しています。

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湯♨️

春秋と年に2回、日本に行って必ずやることの一つに温泉旅行がある。祖父母の田舎は長崎だったので雲仙温泉や嬉野温泉、また実家から近い熱海や箱根はこの20年間でかなりめぐったと思う。親が高齢なので夜遅い時間にも下の大浴場に行かなくとも部屋でゆっくりと湯に浸かれるようにと露天風呂付き客室をアメリカからホームページを覗いてオンライン予約をしている。不思議とそんなにハズレはない。一度驚いたことはいい温泉で数年後にリピートした際に前回のサービスとは違っていたことぐらいだろうか。そこは外国の人に旅館ごと買われていたらしい。いつの世も時代の流れを感じる体験をする。

俺の中では湘南からすぐの箱根は近場で料理も美味い宿が多いから好きだ。でも一番は雲仙の硫黄泉、あの匂いに包まれた途端、なんか来たなぁって感じでワクワクする。子供の頃、祖父母によく連れて行ってもらったのを思い出す。子供や若い頃の思い出はいっぱいあったほうがいい。それらの思い出が今の自分を色んな意味で支えてくれるからだ。辛い時もあの笑顔と興奮を思い出してまた踏ん張れるような気がする。

先ず温泉に行く際は通常チェックイン時間の30分前に到着する。直ぐにチェックインさせてくれるとラッキーで部屋に荷物を置いて一番風呂にゆっくり浸かる。耳が少し遠い父とも周りには誰もいないので気兼ねなく会話し、極楽の露天風呂の愉悦に浸る。部屋に戻って父に鍼治療をしたあと、冷たいビールを飲み始める。下地が出来た頃、部屋出しのお料理が出てくる。選んで買ってきた美味しい日本酒もその辺で登場し、話も盛り上がったあとに今度は足元に気をつけて部屋の露天風呂を使う。そして幸甚の至りに感謝しながら来日講演の忙しさを忘れてぐっすり眠る。

アメリカの友人も円安もあってかよく日本に旅行する。温泉もかなり人気が高い。あの歴史と文化に浸って自然と自分の空間の融合を楽しめるのは世界に類がない。部屋出しの食事もゆっくり味わえて温泉旅行の醍醐味だ。今後も湯文化は続いて行って欲しい。

この秋には家族4世代連れて湯に浸かりに行くつもりだ。形あるものはいつかはなくなる。でも思い出は記憶に刻まれ、消えることはない。形がないからこそ、思い出はいいのかも知れない。子供の頃のおもちゃはいつの間にか消えていったがその頃の思い出はまだいっぱい残っている。形を残すのも大事だが形でないものを残すのも必要な気がする。


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