今週末は松本先生の鍼灸セミナーがLAで開催されて2日間受講してきました。
モデルの患者さんを次々に治療していく先生のデモンストレーションを見ながら鍼灸って凄いなぁと先生の技術と共に鍼灸の威力をまた再確認した次第です。
今朝、日本の教え子からこんな記事がありますよと連絡があり読んで興味があったのでこのブログでも紹介してみます。
http://forbesjapan.com/articles/detail/15420
要するにこのライター曰く鍼は最も時代遅れであり馬鹿げたえせ医学で効かないから早くみんなもそれに気付きなさい、いい加減目を覚ましなさいという記事です。
最初読んで少しびっくりして、次に笑いが出てきて、最後にはモーティベーション上がって俄然やる気が出てきた。まぁ、原文を英語で読んでないし(翻訳された日本語ではライターの真意は掴めないので)なんとも言えないけど彼はなんか鍼灸が嫌いらしい。文面から伝わってくるのはテスト内容や結果より彼の鍼灸に対しての個人的な不快な感情です。
何回かテスト治療しても全く効果が認められなかったって実験で治療した鍼灸師さんっていったい誰だったんだろう?
松本先生や中野先生がこの実験で治療したらこの記事は 絶対に受けたほうがいい10の鍼灸適用症に変わってたかな。
このライターは何もわかってないとか、本当の鍼灸を知らないとか、対抗組織の圧力からとか、鍼灸で嫌な経験したとか、鍼灸師になんかされたとか、無知との遭遇とか、色々な推測意見もあるでしょうが世の中言論の自由だし、こんな記事は大なり小なりこれからも出て来るでしょう。まともに受けてもしょうがない。この記事読んでそうかぁ、鍼って効かないんだと思う人も中にはいるだろうし、鍼を知ってる人はまたそれとは全く違う意見を持つでしょう。でも普通の人はだいたい鍼灸を受けたことがない人が殆どだから、そして知識も経験値も少ないからこの記事読むと著名なフォーブスのライターの言う事に影響されやすいけど、俺達が日々地道に治療を続けて患者さんの笑顔が見れれば世論も徐々に変わっていくのかな。色んな意見があること自体はいいと思うけどね。
何かを支持する人がいるってことは、それを不支持する人もいるって事だろうね。
なんかこの国の政治みたい。
この絶対に受けてはいけない10のはり治療の疾患の中であなたがもし鍼灸師で治せそうもないわからない疾患があれば是非、調べて、学んで、そして治せるようになろう!克服しよう!わからなかったら来月のセミナーででも是非質問して下さい。そしてこの絶対に信じてはいけないこの記事があなたの治療レベルを少しでもアップすることに繋がったらそれでいいじゃないですか。彼はその為に敢えて悪者になってこの絶対に真に受けてはいけない10の記事を書いてくれたものと俺は勝手に思います 笑。ではまた。
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