今年のセミナーも全て無事終了しました。
この4月からはみんなの技術も上がってきたのでデモンストレーションのモデルにアスリートや患者さんを招聘し、実際の治療をお見せしています。同じ疾患でも選手によって、スポーツ特異性によって、また圧痛点の反応によって治療が少し変わることが確認出来たと思います。学校や各地での講演、9月にはアスレティックトレーニング編で選手の為のAcu-zone治療後に併用できる臨床テープなども紹介し、またこの度、日本語版が出たことで理論や治療の流れの理解も深まったかと思います。
毎回、テーマを決めて、それに焦点を当ててセミナーをやりました。
今までは取穴、選穴、その他、根源や骨際など色々話したこともありましたが、今回は“触診”でした。圧痛点を取りきっても触診でとりそこねた所があればまたそれらが戻ってきてしまい持続力が継続できないことも今回でわかったでしょう。
ゾーンばかり気にして、ゾーンの範囲だけ気にして、そのゾーンの穴だけ気にして、その境界線を自分で引き過ぎてた人も何かを感じたと思います。特にエッセンシャルポイントである上印堂や上脳戸のパワー、今回ゾーンの範囲が増えた太陽穴の潜在力、そしてAcu-zone治療の可能性がみんなで再確認出来たのが良かったです。みんながやってる同じ治療でデモでも選手の笑顔が見れたと思います。
取穴が弱いなら、触診が弱いなら、と自分の弱点を把握して次回のセミナーまでにカバーしていって下さい。90点を95点にもっていくより、60点を80点に上げるほうが早いかも知れません。俺に注意された人は前より確実に上手くなってるからセミナーでの実技中にアドバイスとして横槍入れたつもりです。
治療の総合得点は弱点をカバーして、成功体験を増やして、自信を持って初めて自ずと上がっていくでしょう。もう一度、もう二度、もう三度と日本語版を読み直してみてください。理解した時点でまた読み直すと中野先生のみんなに伝えたかった本当の意図が分かると思います。
来年は深夜セミナーや3日間集中セミナーなど色々考えています。少しでもみんなの技術が上がる為、みんなと懇親会する為(笑)また来日します。
今回のセミナーで開業します、開業してからAcu-zone治療しかしていません、Acu-zoneで患者さんが増えてますといった嬉しい反響をいくつももらいました。開業する人は不安もあると思うけど俺も含めてみんな最初はそうだし、これからも初心を忘れずにね。ただローマは一日にして成らず、たった数回セミナーに来て完成する人は誰もいません。俺だって落ち込むことあるけどそこは治療家として絶対負けない気持ちで症状に対峙していきたいね。
懇親会では色んな話が出来てそこも良かった〜。色んな凄い先生方が俺のセミナーに来てくれてるんだぁって飲みながら話し合えて嬉しかったです。色んなご縁も繋がったしね。みんな競い合うライバルだけど、助け合えるライバルでもあり、これからも顔晴ってね。
“一鍼入魂”というは容易いが治療していてもなんか調子の悪い、効果がイマイチの時に自分がどこまで踏ん張れるかがこれからの俺たちの課題!
次の扉はもうすぐですよ。
“悔しい時は過去を思い出す。
いつも過去の自分を超えたいと思っているから”
Former Los Angeles Lakers Guard コービー・ブライアント
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