セミナー受講の前に

 

9月&11月に鍼灸実技セミナーを開催します。以前にも増してセミナー回数を一回多くしたのは みんなの受講回数を増やし、知識&経験(特に失敗することが次の治療の糧になると思います)を増やし、モーティベーションを高める為です。セミナーを初めて受けたとか数回受けたとかで思い通りの治療が出来ないのは当たり前です。上級者になればなるほどその回数も増えて上手くなっていきます。別に上達するには何年も受講しなければならないと言っているのではなく、数回で諦めないで欲しいと思います。数回でかなり上達する人もいますがセミナー受けて、試して、失敗して、また質問して、だんだん上手くなっていくのが普通です。実際に私も、私の師匠も、例外なくみなさんもそうやって上達していくのです。そして私がAcu-Zoneを教えるのはこれが自分の見てきた中で一番即効性と持続性があり、信頼できる技だからです。だから博士号でもセミナーでもこれを指導しています。

 

申込時に参加者の方から今のうちに予習しておくとこや準備はありますかというメールを幾つかもらったのでセミナーをより充実させる為、大切な重点を幾つかここで紹介したいと思います。

 

 

  1. 触診

 

Acu-Zone治療で基本になるのが腹診やその他の部位の触診です。また単に痛みの部位のみの触診でなく、その部位や障害の根源となる箇所の触診をしっかりすることが治療効果向上に繋がります。症状によって必ず緩ませなくてはいけない場所があるにも関わらずその場所を見落として触診せずに(反応も見ないで印も付けずに)治療すると望んだ効果が得られないことがあります。

(例)坐骨神経痛の治療の際、側臥位の場合、痛みの箇所周辺の触診が求められますが根源となる腰部、仙腸関節、臀部特に梨状筋周辺、鼠径部、ASIS辺りも丁寧に触診し、圧痛のある箇所は緩ませることがこの疾患の治療の即効性と持続性を繋がります。下腿に痺れ感や痛みがある際に、その下腿だけ治療して近位の根源をそのままにしておくと持続力も半減します。関連のある箇所は取り残しの無いよう、そして必ず印を付けて置くことが肝要です(この坐骨神経の治療法はセミナーで指導します)。

“わかって治療するのとわかってないで治療するのとは効果が全然違う”と中野先生がよく仰ってます。

 

  1. 取穴

 

触診によって反応のあった圧痛点に印を付けて、それらのゾーンからツボを選択します。春のセミナーで24穴のツボの経絡や圧痛を考慮しながら骨際に求め、角度や深度もその反応に応じて取穴、刺入する事を学びました。24穴しかないのでしっかり全てを正確に取穴出来るようにしておいて下さい。

 

  1. 確認

 

忘れがち、省きがち、誤魔化しがちなこの確認。これは刺入した後で印を付けた箇所を再触診し、その圧痛の変化を確認することです。残ったとこはシナジータッチや(半分以上)多く残りすぎた場合は取穴し直し&刺し直しをしてなるべく取りきるようにしましょう。やり直しは決して恥ずかしいことではなく、効果を出せないでそのまま患者さんを帰すことの方がプロとして恥ずかしいと自覚しましょう。自分を偽らないことです(これを偽らないで正直に追い求めれば直に上手くなるでしょう)

 

 

Acu-Zone治療のセミナーを受講したことのある人は上記の3つの意義がよくわかると思います。初めて受講する人は以下の24穴をセミナー前に確認しておいて下さい。

 

印堂、太陽、完骨、脳戸、攅竹、帯脈、公孫、大衝、湧泉、京門、大椎、曲垣、申脈、照海、外関、足の臨泣、内関、後渓、列缺、合谷、陥谷、通里, L5華陀穴

 

言葉で言うのは簡単ですが実際に治療の段階でこれらのことをしっかり踏まえて治療するのは簡単ではありません。だからこそいつも言うように数をこなしての練習が必要だと思います。学問に王道なしと言いますが一朝一夕に上手くなる人もいませんし、みんな同じところで葛藤しているし、悩んでいます。でも諦めたらまた振り出しに戻るだけです。鍼灸師の数が必要以上に増えて、今後飽和状態になり、需要と供給のバランスが崩れ始めた今日、自分の技をもって自信持って患者さんを治療できる鍼灸師だけが生き残っていくのかもしれません。最初はみんな出来ないし、上達にはやはり時間も必要ですがなるべく早く自分の武器になる技術を見つけて、追い始めたほうがいいでしょう。開業しようとしまいと一旦この匠の世界に入ったからには技術向上を求めるのは当然のことです。思い立った時に動かないと時間は直ぐ経ってしまします。今のうちにスタートして技術の向上を目指し、患者さんの笑顔をもっと見られるように、そして鍼灸師という国家資格の職業を今後も自信持ってしっかり続けていく為にも問われるのは今のあなたの考え方と今後の姿勢です。

 

“勉強の苦しみは一瞬のものだが、勉強しなかった苦しみは一生続く”

 

The pain of study is temporary; the pain of not study is life long.

 

 

セミナーのお申込みはお早めに!

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